津奈木町津奈木から芦北町大川内にかけて所在する国登録有形文化財の

津奈木隧道(つ な ぎ ずいどう)です。

 

 国道3号から北に入り込んだ薩摩街道旧道にありますが、隧道まで行く道はかなり荒れているので注意が必要です。特に隧道東側から芦北町大川内集落に抜ける道は2022年時点では土砂崩れ箇所が複数あり、車で通るにはかなり危ないです。

 文化庁HPによると、津奈木太郎峠に造られた長さ212mの煉瓦造隧道です。楯状迫石で飾られた馬蹄形坑口を有し、扁額を嵌め込み、江戸切仕上げ石材で築かれた笠石、ピラスター等を備えた坑門を両端に構えます。佐敷隧道と同様に、翼壁と坑門上部から翼壁に通じる排水溝が良好な状況で残存しています。

 

津奈木隧道の西側(津奈木町側)の入口です。ここまでくる道路は落石がかなりあり、車で通るには注意が必要です(2022年時点)。

 

 

 

上部からの排水溝が良好に残っています。

 

扁額

 

 

 

 

 

東側(芦北町側)の入口です。こちらから大川内の集落に抜ける道は土砂崩れ箇所があり、落石も多くとても危ないです(2022年時点)。

 

 

 

 

 

※写真は2022年7月撮影