合志市豊岡に所在する市指定史跡の

豊岡宮本横穴群です。

 

 市指定史跡「竹迫城跡」のすぐ西側に所在します。

 説明板によると、この横穴群は平成15年に塩浸川の法面保護工事の際に発見されました。阿蘇溶結凝灰岩の崖面に横穴墓が掘られていて、発掘調査の結果、合計12基の古墳時代後期の横穴墓であることが分かりました。そのうち、3基を公開し、残り9基は埋め戻しています。全体で31体分の人骨が確認され、副葬品としてはイモガイ製の貝輪、耳環、ガラス玉などの装身具類、鉄鏃などの武器類、馬具類などが出土しています。

 

設置されている階段を使って横穴墓まで降りていきます。

 

 

埋め戻しした横穴墓の場所です。形が分かるようにしてあります。

 

アクリル板で中が見えるようにしています。横には閉塞石が展示してあります。

 

横穴墓の入口を塞いでいた閉塞石です。

 

 

 

 

※写真は2020年5月撮影