玉名市繁根木に所在する市指定史跡の
伝左山古墳です。
県道347号から少し北に入った所に所在します。
玉名市HPによると、現状で直径およそ35m、高さ5mの円墳です。墳形については、西側もしくは南側(県道側)に前方部がつく前方後円墳であった可能性もあります。5世紀後半に造られたとみられ、遺体を埋葬する施設が舟形石棺と横穴式石室の2種類がある珍しい古墳です。横穴式石室は、複室構造としては初期のもので、石室の変遷を考える上でも注目されています。繁根木型貝釧(貝の腕輪)で知られているほか出土品も豊富で、複数の甲冑のほか、多量の鉄刀や鉄鏃、金製垂飾付き耳飾りやなどが出土しています。
※写真は2020年2月撮影



