美里町石野に所在する県指定重要文化財の
雄亀滝橋です。
国指定重要文化財「霊台橋」の南東に所在します。
説明板によると、緑川の支流である柏川から取水する柏川井手(用水路)が雄亀滝の深い谷を通る地点に造られた水路橋です。井手の工事に伴って文化14年(1817年)に建造されました。石工は有名な岩永三五郎です。橋上の路面に石造の水路が埋設されています。県内に現存する眼鏡橋の初期のものであり、水路橋としては最も古いものです。山都町の通潤橋はこの橋の技術が基礎になったといわれています。
雄亀滝橋への入口です。道の左を流れる用水路が柏川井手です。道路は昔は未舗装で味がありましたが、現在はコンクリート舗装されています。
柏川井手沿いの道路が未舗装の頃(2017年8月)
道路未舗装の頃(2017年8月) 偶然にもほぼ同じ場所で撮影。
修理の際にかなり新補材が入れられています。
橋上部。水路が橋の中に入って行っています。
橋を渡った先の井手。
一部は井手が暗渠になっています。
※写真は2021年1月撮影

















