熊本市中央区大江に所在する国登録有形文化財の

熊本学園大学産業資料館(旧熊本紡績電気室)です。

 

 熊本学園大学の構内に移築されています。

 熊本市HPによると、この建物は、元はJR熊本駅近くにあった紡績工場施設です。イギリス積の煉瓦造、平屋建で、木造キングポストトラスの小屋組として、切妻造屋根を架けます。日本の近代化を支えた紡績工場は各地に作られましたが、明治期のものはほとんどその姿を消しています。明治20年代の工場建築が現存するのは珍しく、県内の赤煉瓦建造物の五高本館(明治22年)、熊本高等工業機械実験場(明治42年)と並ぶ明治期を代表する建物で、残存する明治期の紡績工場としても貴重な産業遺産です。
 

右奥の建物です。

 

 

 

 

 

 

 

※写真は2022年11月撮影