荒尾市上井手に所在する県指定重要文化財の

岩本橋です。

 

 福岡県との県境に近い場所を流れる井手川に架かる石橋です。

 説明板によると、橋のある場所は江戸時代に三池往還の肥後と筑後の藩境にあたり、藩の関所が置かれた交通の要衝でした。岩本橋が架けられた年代については諸説あり、安政5年(1858年)、明治元年(1868年)、明治9年(1876年)説があります。石工の棟梁についても種山の名工・橋本勘五郎との推定もあるが定かではありません。阿蘇凝灰岩を用いた2連アーチの橋で、長さは約32mです。橋脚を保護するために水切などが設置されています。

 

上流より。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※写真は2020年4月撮影