熊本市南区川尻に所在する
豪潮宝篋印塔(延寿寺)です。
文化財の指定は受けていません。
西南戦争時に薩軍戦死者の埋葬地ともなった延寿寿の境内に所在する豪潮の宝篋印塔です。豪潮は、寛延2年(1749年)に玉名で生まれ、延暦寺で修業した後、玉名の寿福寺の住職となりました。僧として書画に優れるとともに、仏の力で平安をもたらそうと、享和2年(1802年)から宝篋印塔を建てはじめ、17年間にわたり全国各地で2千余りの塔を建てたと言われています。その宝篋印塔の形態は独特で、豪潮式などと形容されることもあります。この延寿寺の境内にある宝篋印塔もその一つです。
※写真は2020年5月撮影











