熊本市北区明徳町に所在する県指定史跡の

明徳(めいとく)官軍墓地です。

 

 国道3号から少し東に入った所に所在します。

 熊本市HPによると、明治10年(1877年)の西南戦争では、田原坂の激戦等が有名ですが、最前線と熊本城の中間に位置する熊本市北区内も重要な地点でした。この地で戦闘があったのは、向坂における2月22日と3月20日の2回になります。戦闘期間中、町内では254戸の家と204の小屋が焼かれるなど民間の損害も少なくありませんでした。明徳官軍墓地には将兵・軍夫122柱の墓石が並びますが、これらは主に3月20日の向坂の戦いの戦死者の墓になります。墓石は北を正面とし、頭のとがった四角柱で、その総高は士官124cm、下士官87cm、兵卒70cm、軍夫40.5cmとなっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※写真は2020年7月撮影