甲佐町豊内に所在する町指定有形文化財の

下豊内の逆修碑です。

 

 国史跡「陣の内城跡」の南麓に所在します。場所が分かりにくいですが、豊内の集落内から家と家の間の里道を通って山手の墓地に行くとその奥にあります。

 『新甲佐町史』によると、2つ並ぶうちの右側の板碑は、天文16年(1547年)のもので、左側の板碑は天文22年(1553年)のもので、どちらも村山刑部大輔宇治惟益夫婦によって建てられたものです。宇治姓を使っていることからも阿蘇氏の有力な一族であったことが分かります。

 

山裾に2基並んで所在します。

 

 

 

 

天文16年銘の板碑です。

 

天文22年銘の板碑ですが、下部が土に埋もれてしまっています。

 

かろうじて「宇治」「天文」などまでが見えています。

 

梵字「バン」が大きく刻まれています。