五木村甲に所在する村指定有形文化財の

熊ヶ嶽猪之介の墓です。

 

 五木村北部の平野集落の中に所在します。

 説明板によると、熊ヶ嶽猪之介は江戸時代の力士で、五木村平野出身です。本名を黒木松次郎というそうです。23歳で若駒親方に従い京都相撲に属し、31歳で江戸相撲追手風の門に入ります。弘化4年(1847年)に入幕し、17場所にわたって幕内力士として活躍します。嘉永6年(1853年)に引退しますが、その後は藩主相良公の命に応じて帰京し、藩お抱えの力士となり、熊ヶ嶽猪之介と改名し、余生を後進の力士の養成に費やしたそうです。

 

 

 

 

 

墓石には熊ヶ嶽と刻まれています。

 

※写真は2022年10月撮影