人吉市古仏頂町に所在する市指定史跡の

古仏頂(こぶっちょう)観音堂境内地です。

 

 人吉市の南側、伊佐市に向かう国道267号から胸川を渡った東側の所在します。

 人吉市教委発行の『人吉の文化財』によると、集落の外れに石垣で囲まれた寺院跡で、現在は阿弥陀堂と観音堂があります。まだ境内には五輪塔等の石造物も散在します。

 寺院の由来は不明とのことですが、集落の外れにある寺院という山里の景観をよく残している場所です。

 

正面の石垣のある所が境内地です。後方は山林、前方は水田です。

 

近くから見たところ。さながら近世上の櫓台石垣のようです。

 

境内地に上がる階段。

 

 

 

 

 

境内地から前方を望む。

 

 

 

五輪塔等の石造物。

 

※写真は2022年7月撮影