熊本市西区島崎に所在する市指定史跡の

百梅園跡です。

 

 石神山と島田美術館のちょうど中間あたりに所在します。

 熊本市HPによると、百梅園跡のある島崎は江戸時代中期から別荘地として開けたそうです。この百梅園の地も、はじめ細川藩の家老米田助右衛門の弟米田松洞の別荘として設けられました。米田松洞は別禄2000俵、中老職を勤め、詩人としても名高く、江戸で「四時園集」という詩集を刊行したそうです。その後、この場所は兼坂氏の土地となり、兼坂止水が明治3年に家禄を奉還して帰農した時この地を本拠とし、翌明治4年に私塾衆星堂を開き、さらに蔵春堂(兼坂塾)を設けました。兼坂止水はこの場所に茶や梅の木を多く植栽して百梅園と名づけたそうです。

 

 

兼坂塾跡の標柱が立っています。

 

梅の木がたくさんあります。

 

 

※写真は2020年2月撮影