熊本市西区花園及び東区尾ノ上に所在する市指定史跡の

天福寺裏山古墳群 付 学承院跡宝篋印塔です。

 天福寺裏山古墳群が西区花園、学承院跡宝篋印塔が東区尾ノ上に所在します。

 熊本市HPによると、天福寺裏山古墳群は、天福寺裏山の標高100m程の地点にあります。東から1号墳・2号墳・3号墳と呼び、3基とも横穴式石室を有する円墳で、早くから開口していたそうです。3墳ともに古墳時代後期の巨石墳です。また、この古墳群の下に細川家の祈祷所と伝えるところがあり、ここに豪潮の宝篋印塔が建てられていましたが、現在は尾ノ上に移されています。この塔は昭和46年8月11日、内蔵する銘文2枚と共にこの古墳群の(つけたり)として指定されました。

 

余りにも現地が藪になっていて何号墳なのかが分かりませんでした。

 

刳り抜き玄門っぽいです。

 

 

 

 

この右側の雑木林の中に古墳群があります。周りはミカン畑ばかりです。

 

石室の中。

 

東区尾ノ上にある延命庵の中に学承院跡宝篋印塔があります。

 

 

 

 

 

文政12年(1829年)に建てられたことが刻まれています。

 

願主、世話人、石工などの名前が刻まれています。

 

 

昭和46年にこの地に移設された経緯が記されています。

 

 

 

 

※写真は天福寺裏山古墳群が2019年8月撮影。学承院跡宝篋印塔は、2020年2月撮影

 

↑天福寺裏山古墳群の位置

 

↑学承院跡宝篋印塔の位置