五木村甲に所在する村指定有形文化財の

下手(しもで)の渡辺の墓(墓石)です。

 

  元々は川辺川ダムの水没予定地内にあったものですが、頭地代替地の墓地公園に移設されています。ヒストリアテラス五木谷の道路を挟んだ向かい側を少し登った所に墓地公園があり、その一番奥に他の村指定文化財の石造物とともにあります。

 説明板によると、元々下手集落の南側の川端にあったそうです。この墓石の主の渡辺氏は、享保3年(1718年)に五木東俣の庄屋元に渡辺友右衛門が人吉藩から派遣されていて、宝暦年間(1760年頃)までその存在が確認できるそうです。墓石は大きいですが、渡辺家の家紋のみで銘文がないため、渡辺家の誰の墓石かは分からないそうです。

 

正面の道しるべの所から右に曲がって墓地に入り、その一番奥に渡辺の墓があります。

 

正面から。

 

横から。

 

※写真は2022年10月撮影