宇城市松橋町内田に所在する
長安寺五輪塔です。
文化財の指定は受けていません。
現在は長安寺という名の寺はなくなって同じ場所に小さな神社があります。この五輪塔は、長安寺の元の境内で、現在、内田公民館がある場所の斜面に所在します。
地輪に「院主禅印 正和参年 申刀 七月十六」(1314年)という銘文があります。
地輪と火輪が高く、全体的に細身で高い印象を持たせる五輪塔です。鎌倉時代後期のものですので、指定になってもおかしくないと思いますが、現状未指定です。
正面の五輪塔です。
火輪の軒口の反りが大きいです。
地輪の銘文です。
水輪。梵字が彫ってあります。
火輪。空・風輪。
隣の内田公民館に長安寺にかけられていた梵鐘があります。
元禄6年(1693年)の年号が刻まれています。
※写真は2020年2月撮影














