宇土市岩古曽町に所在する市指定史跡の

曽畑(そばた)貝塚です。

 

 岩古曽町の国道3号のバイパス周辺が曽畑貝塚です。

 縄文時代に詳しい人であれば誰でも知っている曽畑貝塚です。縄文前期後半の土器型式として有名な曽畑式土器の標式遺跡です。清野謙次ら著名な学者らによってこれまで何度も調査がされてきました。以前は曽畑式土器は朝鮮半島の櫛目文土器(ピッサルムン トギ)の影響を受けて成立した土器と言われていましたが、器壁の厚みの違いなど細かく見ていくと両者に違いがあることから、今では両者の関係性は否定されています。以前、バイパス建設に伴い行われた低湿地部の発掘調査ではドングリが入ったままの貯蔵穴群などが確認されています。

水田の中には貝がちらほら落ちています。同じ宇土市内の轟貝塚や熊本市の御領貝塚ほどではないですが、、、、

 

 

奥が国道3号バイパスです。

 

 

 

※写真は2018年12月撮影