水俣市袋(から鹿児島県出水市)に所在する

さかい橋(境橋)です。

文化財の指定は受けていません。

 

 肥後と薩摩の国境(現在の熊本と鹿児島の県境)である境川に架かる石橋です。肥後と薩摩を結ぶ薩摩街道に架けられ、現在は熊本県水俣市と鹿児島県出水市にまたがる橋です。

 国道3号から少しだけ東側に入った所に所在します。

 すぐ横を肥薩おれんじ鉄道が通っていて昔も今も交通の要衝であることが分かります。

 説明板によると、この橋は明治16年(1883年)に肥後の石工により架けられたそうです。それまでは国境という立地から境川に橋は架けられていなかったそうです。

 

肥後側から。

 

薩摩側から。

 

 

親柱に「さかいはし」と刻まれています。

 

西側(下流側)の水俣市側から。

 

東側(上流側)の水俣市側から。奥に見えるのは肥薩おれんじ鉄道の鉄橋です。

 

 

※写真は2022年7月撮影