八代市東陽町北に所在する市指定天然記念物の
白髪岳天然石橋です。
八代市・氷川町を流れる氷川の右岸の山にあります。
ここは、江戸時代に石橋の技術者集団として有名だった種山石工のふるさとであり、そこに自然の力でできたこの天然石橋があるのには因縁を感じさせます。
説明板によると、この天然石橋は9万年前に起こった阿蘇の火砕流(Aso-4)が堆積して溶結凝灰岩となり、長い年月の浸食によって今のような形が作り出されたそうです。
言い伝えによると、白髪山より降りてきた白髪天神が行く手を遮る堤防のような岩壁を足で蹴破って通ったという説があり、その穴がこの天然石橋と言われているそうです。
真ん中の家の裏に橋のように見えるのが白髪岳天然石橋です。
※写真は2021年9月撮影





