山都町田所に所在する町指定有形文化財の
糸原の宝篋印塔です。
県道320号(長原川野線)から少し東側に入った所にあります。
現地には宝篋印塔と板碑が大木の前にあり、宝篋印塔には大永3年(1523年)の年号が刻まれています。阿蘇家家臣の甲斐信光の墓と考えられているそうです。
奥の真ん中にある大木の下に宝篋印塔があります。
宝篋印塔です。
正面から。
宝篋印塔の左後ろの石碑には平成7年にこの宝篋印塔を修理したことが刻まれています。
塔身アップ。キリークの梵字が黒く塗られています。また、梵字の両側に文字が刻まれています。
キリークの右側の文字。「大永三・・・」の文字が見えます。
キリーク左側の文字。宜光公禅定・・・」という文字が読めます。
側面の梵字
反対側の側面の梵字
背面の梵字
なかなか立派な宝篋印塔です。これまで大事に守られてきたことが分かります。
すぐ近くにある板碑。
※写真は2020年5月撮影