多良木町久米に所在する町指定有形文化財の

久米治頼(くめはるより)神社社殿です。

 

 多良木町の南部に勘代寺という寺院がありますが、そのお寺の裏手の山の中腹に位置するのがこの久米治頼神社です。

 

 この神社は、戦国時代の相良氏の家臣である相良治頼とその母を祀った神社です。相良治頼は当時の相良家16代当主相良義滋に対して謀反を起こしましたが失敗し、逃亡先の豊後で若くして亡くなったそうです。相良家17代当主晴広が治頼とその母の霊を祀るために建立したのがこの神社です。

 

社殿は鬱蒼とした山の中腹にあります。そこまで麓から石段が続きます。中世もこんな雰囲気だったんじゃないかなと思うような佇まいです。

 

石段を登ると鳥居と社殿が見えてきます。

 

鳥居と社殿です。

 

社殿。こぢんまりとした規模です。日本遺産の構成文化財にもなっています。

 

社殿アップ。

 

横から。

 

横から。

※写真は2020年2月撮影