氷川町今に所在する町指定史跡の

室山古墳です。

 

 宮原小学校の東側の台地中腹にある覆屋の中に2つの石棺が保存してあります。

 説明板によると、1号石棺とされている舟型石棺は100年以上前にこの台地の北側で掘り出されたもので、頭部には作り付けの石枕があります。2号石棺とされている箱式石棺は、宮原小学校の新築工事の際に確認され、中から人骨の他、鉄斧、鎌等の鉄製農工具が確認されたそうです。どちらも古墳時代中期のものとされています。

 

奥に見える覆屋の中に石棺が保存されています。

 

覆屋近景。

 

覆屋内部。右側が舟型石棺、真ん中が舟型石棺の蓋、左側が箱式石棺です。

 

箱式石棺全体写真。

 

舟型石棺全体写真。

 

ちょっと分かりにくいですが、舟型石棺内部の作り付けの石枕です。

 

※写真は2020年12月撮影