湯前町中猪に所在する町指定有形文化財の

上小原(かみこばる)の五輪塔群です。

 

 フルーティーロードから少し西側に入った所にあります。

 説明板によると、昭和63年に確認された五輪塔群で、古い銘文のもので大永5年(1525年)、新しいもので元和9年(1623年)のものが確認されているそうです。一緒に確認された燈篭に「米良家之先(祖)」とあるため、江戸時代に相良氏の下で家老職を勤めた米良半右衛門家の墓塔群と推定されています。これらの五輪塔群は近くの水田で確認された後、現位置に移転復元されたそうです。

 

 

五輪塔群は真ん中の空間を挟んで両側に並べられています。奥に大きめの2基の五輪塔があります。

 

 

一番奥の大きめの2基の五輪塔です。

 

正面向かって左側の五輪塔の地輪です。

 

慶長十二年(1607年)の年号が刻まれています。

 

正面向かって右側の五輪塔です。

 

地輪には享禄三年(1530年)の年号が刻まれています。

 

※写真は2021年2月撮影