長洲町上中洲に所在する町指定有形文化財の
放牛地蔵です。
玉名市との町境に近く、有明海にほぼ面する場所にあります。
放牛地蔵は熊本市などの熊本県中央部を中心に分布していますが、この長洲町の放牛地蔵が分布の北限になると思います。
この放牛地蔵は江戸時代の中期の僧・放牛が造った76体目の地蔵で、享保15年(1730年)に建てられたものです。
県内で指定されている放牛地蔵は、この長洲町のものの他、宇土市や山都町のものがありますが、大部分は未指定です。
放牛地蔵の由来については一番下の写真(長洲町教委の説明板)をお読みください。
集落内の一角にお堂があり、その中に放牛地蔵が大切に祀られています。
真ん中が放牛地蔵です。上部が欠けています。
※写真は2020年7月撮影