山江村山田に所在する村指定有形文化財の

山江村道路元標(どうろげんぴょう)です。

 

 山江村役場の少し北側、国登録の「球磨地域農業協同組合第二六号倉庫(山江倉庫第二号)」や「旧山江村役場庁舎」のすぐそばにあります。

 道路元標とは、道路の起・終点等を示すために設置されたもので、旧道路法(大正8年)により各市町村に一つずつ設置するように定められたそうです。昔は今と違ってかなりの数の市町村があったので、設置されたものも相当多かったと思います。

 説明板によると山江村の道路元標は、明治22年(1889年)4月1日の山江村制施行に合わせて道路起点が字味園1番地と定められたそうで、元は東に6m離れた所にあったものを昭和50年(1975年)頃に現在地に移転したそうです。

 

道路の傍らにひっそりと佇んでいる感じです。

 

正面拡大。

 

上から。断面はほぼ正方形です。上部はやや丸く収めます。

 

見える方の側面には文字等はないです。

 

※写真は2020年10月撮影