益城町下陳に所在する町指定有形文化財の

古津森宮の影向石(ようごうせき)(碑伝)((ひで))です。

 

 益城町下陳の丘陵の頂上にあります。麓の道路沿いに鳥居があり、そこから歩いて丘陵を登っていくと辿り着きます。

 現在、益城町寺中にある津森神宮は、鎌倉時代までこの影向石がある場所にあったといわれています。影向石は、碑伝とよばれるタイプのもので、県内にはあまり数がなく貴重なものです。北側の麓にある宝篋印塔(稚児の塔)とともに鎌倉時代のものと推定されています。

 

 この影向石は、平成28年熊本地震で被災して大きく傾き、土台も崩れましたが、現在は復旧が完了しています。

 

麓の鳥居。ここから歩いて登ります。

 

復旧した影向石です。

 

ナナメから。

 

影向石。五輪塔も置いてあります。

 

※ここまでの写真は2020年1月撮影

 

平成28年熊本地震被災時の状況

 

影向石が傾いてしまっています。

 

後ろから。

 

土台が崩れています。

※ここまでの写真は2018年11月撮影