錦町木上東に所在する町指定有形文化財の

窪田越後一族の墓です。

 

場所は、町指定有形文化財「木本神社」の近くになります。木本神社に上る狭い道の途中に、「窪田越後一族の墓⇒」の道標があり、それに従って右折し、畑と雑木林の間の里道をカーブしながらまっすぐ進んでいった墓地の奥にあります。

 

左から2番目の五輪塔が窪田越後の墓です。説明板によると、窪田越後は、名を長善というこの地域の地頭で、永禄2年(1559年)の獺野原の戦いで戦功を挙げ、相良義陽から褒美として、水田を与えられた他、村には大平山という山が与えられ、村人から恩人として敬われたそうです。そして、天正8年(1590年)に亡くなっています。

 

地輪には窪田越後の戒名「昌山勝繁」と「天正8年」の文字が刻まれています。

 

窪田越後一族の五輪塔

 

 

 

16世紀代のものと思われる五輪塔が並んでいます。

 

※写真は2022年2月撮影