今回はアボカドの栄養と健康効果についてお話をしていきます。
アボカドは「森のバター」と呼ばれるほど脂肪分が豊かで、その脂肪分の67%が一価不飽和脂肪酸のオレイン酸で構成されています。
一価不飽和脂肪酸は善玉コレステロールを増やしてくれます。
あらゆる果物の中で最もカロリーが高い割に糖分はほとんど含まず、10種類を超えるビタミンや11種類のミネラルと食物繊維を豊富に含んでいることから、とても健康的で生活習慣病の予防に効果的な果物です。
そんな中、アボカドを毎日食べると腸内環境を良くしてくれて、脂肪の蓄積を抑えてくれるという研究報告がありますので、シェアしていきます。
アメリカイリノイ大学の研究で、BMIが25以上の肥満成人男女163人を2つに分けて、1つは毎日アボカドが含まれた食事、もう1つにはアボカドを含まない食事を12週間に渡り指導しました。
食事の介入前後で、腸内細菌叢(腸内フローラ)の多様性、その代謝産物である短鎖脂肪酸の濃度を測定しました。
その結果、アボカドを毎日摂取した方では、様々な腸内細菌がアボカドを摂取しない群に比べて増えていることが分かりました。
これらの腸内細菌は酢酸や酪酸などの短鎖脂肪酸を産み出してくれます。
短鎖脂肪酸は脂肪細胞に作用すると、脂肪の蓄積を抑えてくれるので肥満の改善に効果があります。
さらにアボカドには肝臓を元気にするグルタチオンを豊富に含んでいたり、抗酸化作用のあるフィトケミカルも豊富に含まれていることからアンチエイジング効果が期待できる食材である点も報告されています。
お料理の応用として、サラダに相性がとても良くて、レタスやニンジンなどの繊維質の野菜と組み合わせると野菜の中のビタミンの吸収を促進することができます。
アボカドおススメです。
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