「YODAKA-水たまりの中の星-」演出・構成 | キムカズブログ

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舞踊家 舘形比呂一ソロダンス公演

「YODAKA~水たまりの中の星~」

演出・構成として参加します!!

この作品は、2000年より舘形氏と一緒に続けてきた

実験的作品「TRYOUT」シリーズのひとつで

今回は宮沢賢治の「よだかの星」を題材につくりました。

美術に新進気鋭のアーティスト宮越明子

音楽にHIROSHI WATANABEなど

素晴らしいドキドキスタッフ陣で挑みます。

観て下さった方が、ほんの少しだけあたたかく

そして優しい気持ちになれる…

そんな作品になればと願っています。

以下は、舘形くんからのメッセージです。


2000年に行った「TRYOUT」最後の公演「タランチュラ」から

早いもので6年の月日が流れました。

自由な発想、且つ実験的な表現の場として

2000年春より活動を開始したソロ公演「TRYOUT」シリーズも

あっという間の10年・・・。

何が「美しい」のかを追い求め

「羽化」「朱色の細胞」「タランチュラ」と

自分自身の可能性を追求しながら表現して参りました。

日々の生活に追われながら

先日、ふと立ち寄った本屋で手にした

宮沢賢治の「よだかの星」

子供のころ読んだはずのこの童話が、

今の私の心に突き刺さりました。

どんなに醜く嫌われ者でも、

自分に負けず命がけで空に向かって羽ばたけば

燐の炎のような綺麗な青い光を放つ星になれる・・・。

それは死ではなく

力の限り自分の限界と戦い

弱い自分に勝った

よだかの美しい「勝利」の姿だったのではないでしょうか?

コンプレックスを常に抱えながら

「自分らしく生きる」ことが難しい時代に

表現者として

自分にも人にも優しく有り続けながら

内面にある真の強さを表現することの難しさと大切さを

あらためて感じました。

そして2010年の今日、

私は「YODAKA」となって空を舞います。


舘形比呂一


場所は、大江戸線「牛込神楽坂」から1分のところにある

シアターイワト 」という劇場です。

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