客席数120人程の小さな「こまばアゴラ劇場」に着くと
その静かな住宅街にある建物が
すでに「上海異人娼婦館~春桃楼」と化していました!
館の2階のバルコニーからは、チャイナドレスに身を包んだ妖しいスキンヘッドの男と
寄り添う少女が無表情で客を上から見物しています…
今回の公演は、青蛾館 の野口和彦さんという方が企画された
寺山修司 27回忌、岸田理生 7回忌の追悼作品ということで
まさに、妖艶で摩訶不思議な寺山アングラワールドそのものという感じでした。
(言葉が軽くてスミマセン…m(_ _)m)
うす暗く煙が焚かれた劇場内は、超満席状態
始まる前から熱気ムンムンです
ピンク色の蝶のシルエット照明に大きな「春桃楼」の看板
リアルに古めかしく作られた1900年代初めの上海の異人娼館。
舞台の上では下人が館を掃除したり
太った娼婦が寝そべって肉まん?を食べていたり。。。
全く違う個性を持った登場人物の娼婦たちの演技をはじめ
衣装、舞台美術、チラシなど
主催者のこだわりが感じられた舞台でした。
舞台が終わり、友人が出演者と会ってる時に撮った写真です