こんばんは
心理カウンセラーの吉田亮介です。
前回お話ししたように思い込みを解くには2つのポイントがあります。
1つ目は、その思い込みが出来た当時に感じていた感情を感じることです。
2つ目は、新しい生き方を決意することです。
とお伝えしました。
今回は2つ目のポイント「新しい生き方を決意する」についてお話します。
人が自分のことをどう思っているか気になる人には、ある「思い込み」があります。
「わたしはまわりのことを気にしなければならない。」
こんな思い込みだとお伝えしました。
この思い込みは、両親に「まわりのことを気にしなさい!」と言われ続けてそう思い込むようになったのでしたよね。
そして、その時、”怖い”とか”悲しい”という強い気持ちがあるという話をしました。
この当時の感情を感じるのが1つ目のポイントでした。
2つ目のポイントである、「新しい生き方を決意する」ためには、1つ目のポイントが重要です。
1つ目のポイントでしっかり感情を感じていないとなかなか新しい決意が出来ません。
なぜでしょうか?
「わたしはまわりのことを気にしなければならない。」
という思い込みの根底には、そうしないとお父さんやお母さんに認めてもらえないという「深い悲しみ」があったりするわけです。
小さな子供にとっては、お父さんやお母さんは絶対的な存在です。
そんなお父さんやお母さんに認めてもらえないという深い悲しみを持ったままで、勇ましく「わたしはまわりのことばっかり気にするのはやめます!」
と言っても口だけになるか、すぐに元に戻ってしまいます。
「悲しみ」は過去の辛い出来事を乗り越えるために必要な感情です。
それをしっかり感じることで乗り越えて行けるのです。
だから、その「悲しみ」をしっかり感じて、自分が悲しかったんだということを受け入れたその先に新しい人生を生きる準備が整うんです。
そして、2つ目のポイントです。
新しい生き方を決意します。
明確にこれから自分がどんな生き方をしたいか決意することで大きな変化が起こります。
「わたしはまわりのことを気にしなければならない。」なぜなら、そうしないとお父さんやお母さんが認めてくれないから。
というのが深層心理にありました。だから、過剰に人がどう思っているかを気に病んで大きなストレスになっていました。
だから、「私はまわりのことは気にしません!」となるのですが、それだと浅いです。
「たとえ、お父さん、お母さんが何と言っても、僕は人がどう思うかを気にしません!」となります。
あなたが、気に病んでいるのは会社の上司や同僚かもしれませんが、結局その根底には目の前の人ではなく「両親の目」 があるからです。
だから、それをしっかり認めて、そんなことは気にしない!という宣言が必要になるんです。
こんな風に、人間の心理は単純ではないので、それを見抜くためにカウンセラーがいます。
もうひとつは、カウンセリングは辛い体験や過去を思い出します。
だから、カウンセラーは客観的にクライアントさんをみて状況を判断して危険がないように安全を確保しながらカウンセリングをしていきます。
それを自分自身でやるのは至難の業です。そのためにカウンセラーがいます。
ですので、辛い過去を乗り越えて新しい人生を歩みたいという方はぜひカウンセラーを頼ってくださいね。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。
心理カウンセラー吉田亮介