おはようございます。
心理カウンセラーの吉田亮介です。
うつ、対人恐怖、毒母、コミュニケーションの悩みなど、心の悩みを短期間に根本から克服するカウンセリングをしています。
「自分は貢献できるのではないか」という思いを徐々に強くして行き、そんな中でプロとしてやっていこうという意志が固まりつつあったころちょっとした事件がありました。
そのちょっとした事件によって、僕はカウンセラーとしてやっていくということの意味を問われたと思っています。
長くカウンセラーをやっている方なら一度や二度、あるいはもっとあることかもしれませんが、僕にもその機会は訪れました。
ある深刻な悩みを抱えたクライアントさんから、夜こんなメールが届きました。
「精神的に不安定になり、大量の睡眠薬を飲んでしまいました。」
こんなメールです。
僕は心のどこかではいつかそういう日もあるだろうと思っていたので、その時は少し動揺しながらも案外冷静でした。
「ご家族は周りにいますか?」
とだけメールしたところ、「います。大丈夫です。今は退院しています。」という返信が返って来ました。
要するに現在進行形ではなく、入院もして退院してからそんなメールを送って来たようでした。
そこで、ひとまず胸を撫で下ろしました。
後日、直接ご本人から伺ったところ、すぐに病院に運ばれて胃洗浄(胃を洗って、毒物を出すこと)をして、命に別状はなかったそうです。
ですが、「カウンセラーとしてやっていくということはこういうことなんだな」と、理屈ではなく感じた初めての時でした。
今回は大事に至ることはありませんでしたが、今後はわかりません。
生半可な気持ちで「人の役に立ちたい」では成り立たない仕事なんだと、当然のことを再認識させられました。
それから1週間くらいは色々と自問自答しました。
「本当に自分はカウンセラーとしてやっていく覚悟があるのだろうか?」
「人の命に関わる仕事が出来るのだろうか?」
と、改めて自分に覚悟を問いました。
かつて15年以上も前ですが、自分が本気で死のうと思った時のことも色々と思い出しました。
それから、「なぜ、カウンセラーになろうと思ったんだろうか?」
そんなようなことを色々考えました。
そして、1週間ほど経った頃でしょうか。
「この道でやっていこう」
と覚悟が固まりました。
やっぱり、こういう人生の流れなのだろうなと思ったのは覚えています。
この道が一番自分らしいなと思いました。
この時にプロのカウンセラーとしてやっていこうという本当の決意が初めて出来たように感じています。
なぜ、カウンセラーになるのか?
というと、理由は色々あると思いますが、一番の理由はシンプルです。
「この道が、自分が一番人に貢献できる道だから」
と感じたからです。
最後までお読み頂きありがとうございます。
心理カウンセラー 吉田亮介