こんにちは
心理カウンセラーの吉田亮介です。
「リストカット」という言葉は聞いたことがあると思います。
最近は、情報が普及しているので、多くの方が何となくでも知っているかもしれませんが、「リストカット=自殺」ということは、まず、ありません。
特に、最近ではリストカットでは死ねないというのは多くの人が知ることなので、変な話、本気で死にたいと思ったらリストカットはしないでしょう。
リストカットで本当に死んだという話は聞いたことがありません。(探せばもしかしてあるのかもしれません。)
昔、リストカット常習の歌手などもいましたよね。
「常習」ということは繰り返すということで、それは「自殺」とは違う目的です。
リストカットなど、こういった、自分を傷つける行為を「自傷行為」といいます。
だから、リストカット以外にも、腕を切ったり、脚を切ったり、髪の毛を抜いてしまったり、色々な形があります。
では、なぜリストカットするのでしょうか?
なぜ、自分を傷つけてしまうのでしょうか?
リストカット(自傷行為)をする彼女、彼は、多くの場合、「自分を責める人」です。
自分を責めるというのは「怒り」です。
「怒り」が自分に向かっているのです。
ダメな自分、不甲斐ない自分を罰することで、「罪悪感」から少しでも解放されたいのです。
リストカットをする人は深く傷ついています。
自分が嫌いです。感情のやり場を失っています。
「怒り」といいましたが、その根底には「強い不安」そして「深い悲しみ」があるでしょう。
また、リストカットをして、「血」をみることで、自分が「生きている」「自分も人間だ」ということを確認することで安心するのです。
誰にも理解してもらえない悲しみと絶望や、強い不安の中で「安心」を得るためにリストカットなどの自傷行為をすることがほとんどです。
ほとんどといったのは人間の心は単純ではありません。
リストカットした場合の心理は◯◯です。
と方程式のように決めることは出来ないからです。
長くなりますので、一旦、ここまでにして、続きはまた次回にします。
最後までお読み頂きありがとうございます。
心理カウンセラー 吉田亮介