こんにちは
心理カウンセラーの吉田亮介です。
あなたは、特定の感情表現が苦手だったりしますか?
たとえば、「怒る」ということが全く出来ないとか。
人前で「怖がる」ことが出来ないとか。
そういうことはありませんか?
メンタルブロック(ビリーフ)の中で、感情を感じないように抑圧してしまうというものがあります。
典型的な例で言えば、女の子(女性)が怒るのははしたない!という感じで育てられるとあからさまに怒ることが出来なくなりますね。
そうして、どうするかというと、「怒る」代わりに「泣く」女性がよくいます。
腹が立つと「泣く」という女性は無意識の内に、「怒ってはいけない」という想いを持っているかもしれません。
怒ることを自分に禁止しているのです。
「(怒りという感情を)感じてはいけない」というメンタルブロックがあります。
勝負に負けた、上司に怒られた、こんな時に泣いている女性は、実は怒っているということがよくあります。
これが男性なら多くの場合、歯噛みしながら握りこぶしをつくり、場合によっては机や壁を叩いたり、蹴ったりするというのは褒められたことではありませんが、よくある光景ですよね。
でも、そんなことを女性がやるとはしたない!ということになったりします。
そんなところから「怒り」という感情を「泣く」という「悲しみ」の感情で代理したりします。こんな風に代理するので代理感情と言います。
※代理感情については後日また詳しくお話しますね。
逆に男の子(男性)の場合なら、「怖い」とか「悲しい」という感情を感じないようにしていることはよくあることです。
男の子なんだから、泣くんじゃないよ!
とか、男の子が人前で涙を見せるもんじゃないよ!
とか、女々しいと言われて、泣いたり、怖がったりすることを禁じられて育てられることはよくあります。
もうちょっとソフトなバージョンなら、「○○ちゃんは、男の子だから、大丈夫!怖くなんかないよね?」という感じでソフトに禁止されたりすることもありますね。
そうなると、怖がっているところ、臆病なところを見せられなくなるわけです。
じゃあ、代わりにどうするか?
どうすると想いますか?
答えは「怒る」というのがよくありますね。
怖がれないから、「怒り」に転化するのです。
だから、しょっちゅう怒っている人というのは案外「怖がり」というのは珍しくないことです。
長くなりますので、また次回、メンタルブロックのひとつ「感じてはいけない」についてお話しますね。
最後までお読み頂きましてありがとうございました。
心理カウンセラー 吉田亮介