こんばんは
心理カウンセラーの吉田亮介です。
「こんな悩みって解決できるんですか?」
先日クライアントさんに聞かれました。
そのクライアントさんは既に5回くらいは僕のカウンセリングを受けていました。
ですので、僕が主にやっている問題解決型のカウンセリングである、「メンタルブロック解除セラピー」がどんなものであるか、理論も基本はわかっているし、実際受けているのでどんなものかわかっていました。
そのクライアントさんからすれば、「こんな悩みって解決できるんですか?」と思うのも無理はありませんでした。
何となく感覚的に、今やっているやり方では解決が難しい、想像できないと感じたのでしょう。
具体的に言うと、会社の中で部署異動があり、先輩方をさしおいて花型部署に異動となったものの、先輩方のやっかみが酷くて、まともに仕事が出来ないというものでした。
先輩方に電話などをして仕事上の確認をしようとしても、電話になかなか出てくれなかったり、必要最低限の情報しか教えてもらえなかったり、それもこちらから積極的に聞いて、何とか教えてくれるレベルという状況でした。
あきらかに、自分の立場が変わったことで周りの対応が変わってしまったとのこと。
上司にも直訴したそうですが、「頑張ってくれ」の一点張り。
「やめたい」「元に戻して欲しい」と言っても、「君には期待している」の一点張り。
八方塞がりという状況でした。
一概には言えませんが、こういう状況では、このブログで紹介して来たような24のメンタルブロック(ビリーフ)のどれかを解除したとしても、状況が好転することは考えにくいのです。
なぜならクライアントさんの性格が直接問題になっているというようりも、後輩格のクライアントさんがある種の出世をしたことへのやっかみだからです。
だから、後輩格の人間であれば何もクライアントさんでなかったとしても同じ状況になり得る可能性が高いということです。
個人の性格の問題という要素がゼロとは言えませんが、あまり強くないということです。
どちらかと言うと、環境や相手によって引き起こされた問題という要素が強いわけです。
こうした場合どうするのか?
もちろん、解決へのアプローチは存在します。
ただし、カウンセリングは魔法ではありませんので、これをやれば立ちどころに誰からも嫉妬されなくなりますというようなものはありません。
解決へのアプローチを説明する前に問題解決には2つの方法が存在するというお話をさせて下さい。
これが分かっていると理解しやすくなると思います。
【問題解決の2つの方法】
1,考え方や感情が変化して現実(状況や相手)も変わる。
2,考え方や感情が変化して現実の受け止めた方が変わる(現実(状況や相手)は変らない)
この2つになります。
どちらの場合も「考え方の変化」や「感情の変化」が鍵となります。
心理カウンセリングやセラピーは、基本的に、この「考え方の変化」や「感情の変化」によって、悩みを解決しようとするものです。
「行動できないから変らない」というような場合も行動できない心理が変わると自然と行動できることも少なくありません。
ですので心理カウンセリングやセラピーでは第一に「考え方の変化」や「感情の変化」を追求します。
その中で一部「行動の変化」、つまり行動することで現実世界に働きかけていくことも必要に応じて行って行きます。
「考え方の変化」や「感情の変化」で悩みが解決するのですが、その解決の仕方には2つあるということです。
長くなりますので、次回、詳しくお話しますね。
最後までお読み頂きありがとうございます。
心理カウンセラー 吉田亮介