こんにちは
心理カウンセラーの吉田亮介です。
緊張をつくりだすもの、それは
「失敗してはいけない」
「正しくやらなければいけない」
というような想いです。
私達は、小さい頃から「失敗をしてはいけない」という刷り込みをされて来ました。
例えば、列を乱せば怒られるし、給食は残してはいけなかったし、成績が悪いと居残りだったり、怒られたりすることもザラです。
受験や就職や仕事でも失敗は許されません。少なくとも失敗が好意的に受け止められることはまずなかなかないことです。
そうやって、常に比較されたり、評価されたりする中で、当然のごとく失敗が怖くなります。
失敗を恐れるのはある程度は当然の自己防衛プログラムでしょう。
失敗を全く恐れない人間がいればかなりの確率で大惨事にあっているかもしれません。
たとえば、極端な話ですが、失敗を恐れず何の準備もなく起業すれば大失敗して多額の借金を抱えてしまうかもしれません。
つまり、失敗を恐れるのはある程度までは健全な証拠なのです。
しかし、私達のほとんどは、失敗を過剰に恐れているのです。
例えば、恋愛では、傷つくのが怖いから一歩を踏み出せない。
営業では、これ以上断られるのが辛いから外回りでも休んでばかりいる。
仕事でもなるべく冒険はせずに無難に終わらせようとする。
確かに失敗を回避しようとすることはある程度必要なことですが、それが強くなりすぎると色々弊害が出て来ます。
では、どうするか?
マインドセット(心構え)を変えることです。
「失敗すると評価が下がる」
「失敗するとバカにされる」
「失敗すると仲間はずれにされる」
「失敗すると居場所がなくなる」
などなど子供の時から学習してきた無意識の思い込み(ビリーフ/メンタルブロック)があるためにあなたは失敗が過剰に怖いのです・・・。
そこで、この思い込みを書き換えればいいのです。
書き換えると言っても催眠をしようというわけではなく、考え方を変えるだけでも違って来ます。
例えば、このように考えます。
「失敗するほど成功する」
と。
これはどういうことか?
事実として成功者ほど失敗をしています。
つまり、成功者はそれだけ、人並み以上にものごとに挑戦しており挑戦する数が多いだけ失敗も多いのです。
だから、逆説的ですが、「失敗するほど成功する」のです。
次回は、ここのところをもう少し掘り下げてお話したいと思います。
今日もお読みいただいてありがとうございます。