『太陽へ go to the sun』
「毎日暑いな~」
肌がジリジリしている。
「太陽に住んでる人って熱くないのかな・・・」
何気なくつぶやいた。
すると、いきなり目の前に見知らぬ女性が現れ、
僕の顔を覗き込んだ。
「な、何ですか!?」
僕は後ずさりしながら、警戒した。
「あなた、面白いわね
太陽に人が住んでるなんて、誰も思わないわよ
だって、灼熱だから、住めるわけないってね・・・」
「そ、そうですね・・・・
いや~何ていうか、そんな気がしたんです」
「ふ~ん・・・・・・・・」
女性は不思議そうに僕を眺めながら、こう言った。
「面白いところに連れて行ってあげるわ」
そして、いきなり僕の手をつかんだ。
一瞬眩しい光に包まれ、目を開けた時、
そこには見知らぬ景色が広がっていた。
いや、見知らぬというよりも
どこか不思議な感覚がした。
「ここは太陽の内部よ」
「・・・・・・えぇぇぇぇぇーーーーーーーっ!!!?」
フフフ
「驚いた?あなたに見せてあげたくなっちゃってね」
彼女は僕に微笑んだ。
そこで目が覚めると、
僕はベッドに寝ていた。
「あれっ?会社に行く途中だったのに・・・」
時計を見ると7:10だった。
「夢だったのか・・・・・・・」
ぼーーっと天井を見ていて
何気なく手を見ると、
夢の中で女性に手をつかまれた部分が
キラキラ輝いていた。
!!!???
夢じゃないんかいっ!!!
