海辺を歩いていたら
小さなカメに出会いました。
(海に帰れないのかな?)
そう思い、海へ戻してあげようと思ったら、
いきなりカメは大きくなり、
「助けてくれてありがとうございます、
お礼に竜宮城にご案内します」と言われ、
カメの背中に乗って海中深く潜っていきました。
竜宮城に着くと、
乙姫様のような美しい女性がたくさん出迎えてくれました。
歌や踊りに、
食べた事のないような美味しい食べ物やお酒、
幸せな気分でいると、
もうそろそろお帰りの時間ですと言われ、
”玉手箱”をもらい、
来た時と同じようにカメの背中に乗り、
元居た浜辺に帰ってきました。
(お話では現実の世界では長い年月がたっているという事だけど、
変わってる感じはしないなぁ・・・)
貰った玉手箱を見ながら、
(開けたら白いけむりが出てきて、あっという間に年とっちゃうんだたよなぁ、
本当にそんな事になるんだろうか・・・・・・)
かなり迷ったが、開ける事にした。
開けたとたん、その場にへなへなと座りこみ、呆然とした。
一気に白髪になったような気分だった。
玉手箱の中に入っていたのは、
目を疑うような
巨額の請求書だった。
