陣痛室でそのまま横になっていると、少しずつ陣痛の痛みが強くなっている感じがする
モニターを見て、助産師さんがこのまま分娩室で様子を見ようということに
19:00
今日はすすまないと思ったので、旦那が娘あーこ(4)の寝かしつけのために一旦帰ることに
不安はあったけど、ひとまずお別れ
LINEで実母に状況を説明する
とにかくスマホを触れる余裕はある
19:30
スマホいじいじしてたら、突然脳貧血が起こる
慣れた感覚 周りの音がこもって聞こえて、ぐわんぐわんと少し気持ち悪くなる
とりあえず部屋には私一人なのでナースコール
「きもちわるいです」
と伝えると慌ててスタッフが来てくれて、血圧をはかったり状態を下げたりする
麻酔科の先生も慌てて到着
状況を私に聞いてきて、麻酔が上にいかないようにやっぱりベッドを起こす
血圧が100以上あったのが、そのときは80くらいになっていたみたい
少しすると落ち着いてきた
内診してみるとなんと7センチにまでなってた
21:30
張りは不規則だけど、痛みは確実に強くなってる
張ったときに、おなかの上のほう(胃に近いところ)が痛くなる
麻酔は押せるけど我慢して、痛みをつけて子宮口が開いてくれるようにする
先生から提案
0時まで限定で、促進剤をもう一度入れてみよう
無痛分娩は、どうやっても促進剤の力がないと成り立たないんだ とのこと
私自身は今日にでも会いたかったので、お願いした
旦那を呼び出す
先生にも電話で説明してもらって、寝ぼけた声で電話に出たけど、支度してもう一度来てもらった
22:30
再度促進剤をスタート
途端に張りが規則的にそして強くなっていった
我慢できなくなってきたので、麻酔スイッチを押させてもらった
旦那到着 するとバタバタと出産の準備にとりかかりはじめる
内診 グリングリンしてもらって子宮口はほぼ全開 もちろん痛みはまったくなし
旦那にも「緊張するよ」といえる余裕
助産師さんとも冷静に話せる
「合図したら、いきんでね 張る感じわかる?排便したくなるような感覚はある?」
落ち着いて返事をする私を見て、旦那はキョトン顔 笑
旦那してることといえば、私に水を飲ませるくらい
手をにぎったり、背中を押したりとかはまったくなし 笑
「さぁ、いきむよー」
いよいよ来た
助産師さんの声に合わせて、おもいっきりいきんでみる
これでいいのかよくわからないけど、「上手上手ー」といってもらえる
3回連続したイキみ
なかなかツライ
「頭が見えてきてるよー」
確かに、骨になにか挟まってる感じあるけど、まったく痛みはない
麻酔・・・すごいよ
連続イキみの3セット目を目前にして、先生登場
切開されたー泣
最後のイキみ 「もう出てくるよー」の声に合わせて
ブリンっ!!!!と丸まった赤ちゃんの後頭部と背中登場
感動で涙が出てきた 赤ちゃんがちゃんと泣いてる・・
あーこはね、泣いてなかったの
羊水飲んでて、陥没呼吸で、私の横に来る前に、あーこは処置されに行っちゃって
でも、今度は泣いてる
「お母さんのお胸のところに行くよー」
と、生まれたての赤ちゃんが来てくれて、写真も撮ってくれた
そのあときれいに拭いたり処置してもらっていた
旦那も感無量だったようだ
私の処置も淡々とこなされ、先生は麻酔効いてるからすごい話しかけてきた 笑
疲れてるから休ませてほしいのに・・笑
なにされていても、とにかく痛くない だから冷静
余分な力が入らないから、いきむときに全力投球できる
私にはすごく合っていたお産だった
麻酔を使うから危ないとか、事故の話とかいろいろメディアでは出てるけど、
麻酔を使うのは帝王切開だって同じだし、麻酔を使い始めてからすごく頻繁にスタッフの方が様子を見に来てくれるのがすごく安心できた
説明会も開催しているし、事前に麻酔科医の先生との面談もある
それがここの病院で無痛分娩を決めた安心材料だと思う
先生が一人しかいない個人病院だと、麻酔を開始したあとで、先生が診察で席を外してしまって、異変があったときにすぐに対処できないことが問題であること
産科医と麻酔科医は違っていて、麻酔専門だからそれでの異変にきちんとした対応(処置)が可能だということ
そういった説明もしてもらえた
ここの病院では経産婦しかできないけれど
あんなに落ち着いて挑めた出産だから、やっぱりお勧めしたいな
産後のダメージは他の人と一緒だけど 笑
入院してる間にスタスタ歩けていて、復活が早いのもやっぱり無痛のおかげかも