科学であることを放棄する日本の医学 | こむぎブログ~猫とコンピュータ~

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3匹のお姉ちゃん猫と3匹の弟分猫たちの日常と6匹の猫たちが登場する変な猫マンガ。
そして昔のパソコンあれこれ。

【困惑する佐渡先生】

麦ちゃん  「あら?みんな深刻そうな顔をして何、話してるの?」

童子さん  「新型コロナ感染症も落ち着きを見せてきたけど、後遺症に悩む人も多いのよ」

みどりちゃん「コロナに罹ってなくても後遺症に似た症状が出てる人も結構来てるわよ」

麦ちゃん  「え、どうして?コロナに罹ってないのに?」

佐渡先生  「うーむ、確率的には低いのじゃが、ワクチンの後遺症らしい患者もおるのう」

麦ちゃん  「噂では聞くけど、本当なんですか?」

 

新型コロナウイルス感染症もだいぶ落ち着きを見せて、日本では3月13日にはマスクに関しては個人の判断で着用しなくてもよいということになりました。

 

新型コロナウイルス感染症は、初期の頃は発症者の死亡率が5%にも登り、爆発的な感染の広がりから、かつてのスペイン風邪(=新型インフルエンザ)の時のように全世界で5000万人から1億人の死者が出てしまうのではないかと世界中を恐怖に陥れました。

 

佐渡先生「まあ、感染症予防の知識が広がったことと、新しいワクチンのおかげで、最悪の

     事態は避けられたわけじゃが…」

 

全く新しい作用機序によるmRNAワクチンの登場で、スペイン風邪の時の10分の1~20分の1、世界人口の増加も加味すると、30分の1~60分の1の死者数で抑えることができたのですが、それでも累計で約700万人がこの新型コロナウイルス感染症で亡くなりました。

 

mRNAワクチンによる発熱などの副反応はよく知られていますが、低い頻度ですが生命にかかわる重篤な副作用を発症した方もいるようです。

 

ウイルスに感染する前に、免疫反応を誘発するための非病原性の抗原(弱毒性のウイルスそのものだったり、不活性化(死んだ)したウイルスだったり)を体内に導入するのがワクチンなのですが、mRNAワクチンは、自身の細胞にその抗原を作らせるための設計図(メッセンジャーRNA)を導入するもので、それにより抗原であるウイルスの表面にあるスパイクタンパク質(ウイルスが細胞に感染するために必要なトゲトゲ)のみを体内で生産し、それを見つけた自身の白血球がスパイクタンパクを機能させないための蓋(抗体)を作ることで、本物のウイルスがやってきたときに対抗できるような仕組みになっています。

発熱はその作業を体が無我夢中で行うために起こる現象です。

 

mRNAワクチンは短時間で体内で分解されるため、一定量のスパイクタンパクを生成したらそれで作業は完了すると言われています。

 

ここからは私の推測でしか無いのですが、体質により、あるいはmRNAが定着した細胞の性質により、想定以上のスパイクタンパクが生産されてしまう人がいるように思います。

スパイクタンパクはウイルスではないのですが、大量に生産されたことで血栓を作ってしまうことは十分に考えられ、重篤な副作用は主に血栓によるものだと言われています。

主な副作用として取り沙汰されている心筋炎の他に、毛細血管の閉塞による脱毛や視力障害、四肢の感覚異常なども考えられます。

 

 

【国は手厚い後遺障害の保障を】

佐渡先生「わしはこのワクチンはまだ第1世代のもので、完成形ではないと思っておる。

     どうもワクチンの後遺障害を報告するのをためらう医者が多いのか、そのような

     ことを訴えても聞き入れない医者がおるようじゃな」

童子さん「国が積極的に進めた事だから、あまり騒ぎになってほしくないのかも」

佐渡先生「医者は国に忖度などせず、もっと丁寧に不安を感じる患者の話を聞いてあげる

     べきなのじゃがなあ」

童子さん「そこから後遺症の治療法も見つけられるはずなのにね」

佐渡先生「まあ、今の日本じゃ医学は科学ではなくなってしまったのかもしれんのう」

 

致死性感染症の爆発的流行を抑え込むために多くの人がワクチン接種に協力したのですから、国はメンツよりも今後の予防医学の発展のためにもワクチン後遺症には正面から向き合ってほしいと思います。

 

それにより悪影響のあるスパイクタンパクを分解する薬剤や、より副反応の起きにくい第2世代のmRNAワクチンの開発につながり、日本の医学ひいては科学技術の発展につながっていくはずなのですが…。

 

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