電卓戦争ふたたび | こむぎブログ~猫とコンピュータ~

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3匹のお姉ちゃん猫と3匹の弟分猫たちの日常と6匹の猫たちが登場する変な猫マンガ。
そして昔のパソコンあれこれ。

【ゲームプログラマーびわ】

びわ    「やまはちゃん、このゲームぼくが作ったの。遊んでみて」

やまはちゃん「びわくん、自分でプログラムを組んだの?すごいじゃない」

麦ちゃん  「こんなに真剣に勉強しているびわは初めて見たわよ」

 

びわは童子さんから借りたポケットコンピュータで、ほかの人が作ったプログラムを見たり、自分で新しいゲームのルールを考えたりしてゲームを作ったようです。

 

 

【カシオ初のポケットコンピュータ[FX-702P]】

世界初のポケットコンピュータ、シャープPC-1210/PC-1211に遅れること1年、カシオもBASIC言語でプログラミングができるポケットコンピュータFX-702Pを1981年に発売しました。

 

PC-1210がパソコンを意識したQWERTY配列のキーボードだったのに対して、FX-702PはABC配列のキーボードになっていました。

また、PC-1210がパソコンやミニコンで使われていた標準的なレベル2BASICのサブセット版だったのに対して、FX-702Pはプログラム電卓の命令に近い記述になっていて、まだ従来のプログラム電卓の色が濃い性格のポケコンでした。

 

ですが、PC-1210/1211の約3倍の高速演算や豊富な数学関数を実装し、さらにはPC-1210ではリアルタイムキー入力ができなかったため、アクションゲームを作ることができなかったのに対して、FX-702Pはリアルタイムキー入力をサポートしていたので、ゲームプログラムを作るのに向いていたため、カシオのポケコンのファンも多くなり、電卓戦争に続いてシャープVSカシオのポケットコンピュータ対決が始まりました。

 

後に電子手帳でもシャープVSカシオの構図が続いていき、この二社が競い合うことで80年代以降、電卓、ポケットコンピュータ、電子手帳、携帯情報端末と一気に進化していきました。

 

次回もラムちゃんネタ…かな?(^_^;

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