【謎の通販番組】
みどりちゃん「おじいちゃん、おばあちゃんでもらくらく使える[梅パソコン、ワープロセット]」
社長 「買ってすぐに使えるプリンタセットの梅グループイチオシの商品のご紹介です」
みどりちゃん「え?このパソコンはインターネットが使えないんですか?」
社長 「架空請求やフィッシング詐欺、インターネットは犯罪の温床なんです」
みどりちゃん「インターネットにつながらないなら安心ですねー」
社長 「そしてブラウン管に大きな文字が表示されるのでとっても見やすいんです」
みどりちゃん「これならワープロの文字も見やすくていいですねー」
社長 「お孫さんが遊びに来たらゲームもできます、お値段19万8千円でご奉仕です」
みどりちゃん「社長~、お値段のほう、もう少し何とかなりません~?」
社長 「うーん、わかりました!思い切って10万引きの税込み9万8千円でどうでしょう」
みどりちゃん「安い!安いっ!!やすぅい~ん」
きな姉は自分が開いている「黒猫のパソコン教室」の教材で使っていた昔の8ビットパソコンを、猫山ケーブルテレビの通販番組で売りさばこうとしているようです(;^_^A
【40年前のパソコン】
1984年に発売された8ビットパソコンMZ-1500(シャープ)です。
当時の価格は89,800円と低価格入門機の位置づけでしたが、カラーグラフィック表示ができ、実用的な日本語ワープロソフトなどもあったため、カラープリンタを使ってカラーイラストなどを入れた文書なども作ることができました。
ただ、この頃にNECや富士通の8ビット中級機が12万円~16万円程度に価格を下げてきて、さらには同じシャープの別事業部がより高性能でデザインも洗練された8ビット中級機のパソコンテレビX1の新機種を出してきたため、MZ-1500はコストパフォーマンスに優れていたにもかかわらず人気を集めることはできませんでした。
この頃までは私もMZシリーズのファンだったので、出す新機種がことごとく「不遇の名機」となるMZが不憫でなりませんでした。
ゲームソフトや実用ソフトには決して恵まれていたとは言えないMZシリーズでしたが、ハードウェアやモニタプログラム(機械動作のための基本プログラム)が全公開されていたため、高度なプログラミング学習には最も向いていたシリーズで、MZでプログラミングを学んだスタープログラマーが多く輩出されていきました。
【MZ-1500システムの3Dモデル】
3D-CADのSketchUpで作成したMZ-1500システムの3Dモデルを3D Warehouseにアップしました。
3D Warehouse……私のページへのリンクです
上のイラストのように3Dモデルを線画にすることもできるので、マンガやイラストなどで使えるかと思います(^-^)