【3Dプリンタと童子さん】
童子さん 「きなこさんに頼まれて、ガチャガチャ用のミニチュアパソコンを作ったの」
麦ちゃん 「これ、うちにある昔のパソコンよ。よくできてるわねー」
童子さん 「わざと80年代の古いパソコンのフィギュアばかりなのよ」
みどりちゃん「そういえば巨大なガチャガチャの機械が[きなこや]にあったわね」
童子さん 「きなこやで売るんじゃなくて、アキバで場所を借りて売るみたいよ」
レトロPCのフィギュアという興味のない人にはどうでもいい反面、マニアは多少高価でも絶対欲しがるというニッチな市場を狙って、きなこは秋葉原に巨大ガチャガチャを置くようです。
【SketchUpで3Dモデルを制作する童子さん】
3D-CADのSketchUpで3Dモデルを制作している童子さんです。
モデルデータを元に、右手前にある3DプリンタでミニチュアのレトロPCを印刷しています。
【SketchUpの3Dモデルデータの実際の出力例】
ツイ友さんのNochiさん(←twitter)が、私が作成したEPSONのPC-CLUB(PC-286C)の3Dモデルを3Dプリンタで出力してくれました。
画面上でしか見られなかったものがこうやって実際の立体物になると、ちょっと感動的ですね(^-^)
このモデルは実物の8分の1のサイズに縮小されたミニチュアモデルです。
こちらもNochiさんが製作したミニチュアのパソコンです。
こうやって色が塗られたものがガチャガチャで売られていたら、ちょっと高くても昔からのパソコンマニアは絶対に手を出してしまいそうですね(^▽^)
【実は3Dプリントにはあまり向いていないSketchUp】
このブログの3DCGイラストは、3Dモデリングツール「メタセコイア4」で作成されています。
人物や動物などのキャラクターは、球体や立方体、ドーナツなどの基本形状を変形させて組み合わせることで作られています。
メタセコイア4は3Dモデリングだけでなく、人物や動物のポーズをつけたり、内蔵のパストレーシングレンダラーを使ってフォトリアルな最終画像まで生成できます。
また、3Dプリンタを使っての立体物出力までできる統合3DCGツールです。
背景の建物や家具、自動販売機や乗物などもメタセコイア4で作ることができるのですが、建築物や機械類は3D-CADのSketchUpで3Dモデルを製作したほうが正確で早いので、SketchUpで作った3Dモデルをメタセコイア4に読み込んでいます。
3D-CADのSketchUpは、ペーパークラフトのような中身の詰まっていない3Dモデル(サーフェスモデル)を製作することを目的として作られています。
建築・土木設計ではそれで十分なのですが、3Dプリントをするとなると上の飛行機のような3Dモデルでも機体の壁に厚さが必要となるため、壁にちゃんと厚さをつけた中身の詰まったソリッドモデルを作らなければなりません。
ソリッドモデルを取り扱う3D-CADの代表としてAutodesk社のFusion360がありますが、モデルデータが大きくなることと、複雑で大規模な3Dモデルを作るためにはハイスペックなPCが必要となります。
SketchUpの魅力のひとつに、ユーザーが作成した大量の3Dモデルデータが3D Warehouseにアップされていて、それを無料で自由に使うことができるという点があります。
SketchUpで作られた3Dモデルデータを3Dプリンタで出力する方法をNochiさんが詳しく解説しています。
レトロPC風フィギュア:3D Warehouseのモデルデータを印刷…ブログ記事へのリンクです
3Dプリンタも安価なものなら1万円台からあります。
精度的にもおもちゃや小物を作る程度なら十分なものですが、3Dプリンタ自体はまだ決して扱いやすいものではありません。
興味を持たれた方は3Dプリントに挑戦してみてはいかがでしょうか。
今週からちょっと忙しくなってきて、更新頻度も減っています(>_<)