【パルスオキシメーターとドクターX童子さん】
やまはちゃん「ちょっと息苦しい感じがして、コロナじゃないかって心配なんです」
童子さん 「熱は無いし、自覚症状もないみたいだから、これを指先にはさんでくれる?」
猫山市の新型コロナウイルス感染症予防のための広報ビデオに何度か登場している童子さんたちですが、今回は自宅にあったほうがよい家庭用医療機器の紹介をしています。
やまはちゃんの人差し指の先にある小さな箱は、指先の毛細血管を流れる血液の色から酸素飽和度(血中酸素濃度)を測定できるパルスオキシメーターです。
【パルスオキシメーター】
日本光電の技術者、青柳卓雄さんが発明した、採血を行わずに血中の酸素濃度を測定できる測定器「パルスオキシメーター」です。
青柳卓雄氏とパルスオキシメーター……日本光電のサイトへのリンクです
1975年に開発された前身のイヤーオキシメーターは、画期的な発明とは言え、テレビほどの大きさもあり、非常に高価なものでした。
マイクロコンピュータやセンサ技術の発達でコンパクト化され精度も向上し、今では薬局で一般の方が手軽に購入できるまで安価なものになりました(ただし、コロナ禍以降は標準価格より高い価格で販売する、ちょっと悪徳な業者も増えています)。
新型コロナウイルス肺炎を発症すると、症状が酷くなると呼吸不全に陥り、最悪の場合死に至ります。
血中の酸素濃度をモニタリングすることで、症状が悪化する前に入院措置を取ることができますし、新型コロナに限らず、インフルエンザでも呼吸不全に陥る事がありますので、家庭に一つあると何かと心強い測定器です。
そっか、青柳さんは学科は違うけど大先輩だったのかー。
【反ワクチン派の行動が新型コロナウイルスを拡散させている】
最近になりニュースでも取り上げられるようになりましたが、以前よりTwitterなどのSNSでは根拠の無い悪質なデマを拡散する反ワクチン派が、デマだけでなく新型コロナウイルス感染症を拡散させるようになり、公衆衛生の危機をもたらすようになってきました。
ワクチン反対の市民らに応対した道職員らが感染……HTB北海道ニュース
その後、この集団の中でも新型コロナ発症者が出ているとのツイートが上がっています。
さらにその前にはノーマスクオフ会を開催した飲食店からクラスターが発生し、オフ会を開催した集団の中からも発症者が出ています。
自分の信念で感染し発症するのであれば、それはそれでよいのですが(よくないけど)、他の無関係の人たちにまで感染を広げるのはテロに近い行為です。
以前の記事にも書いたのですが、周囲の状況が刻々と変化し(新型コロナワクチンの効果の高さと、反ワクチン派が訴える危険性には根拠がない、あるいは非常に疑わしい根拠しかないことが認知されてきた事など)窮地に追い込まれた集団が、かつてのオウム真理教のようなテロを起こす恐れがあるという危惧が現実化してきたように思います。
20年遅れてやって来た21世紀ということで、民間宇宙旅行ネタの記事を書いたばかりですが、世紀末も20年遅れてやって来て「ヒャッハー」という感じにもなってきたのがなんとも言えないですね…。