今夜の猫たちです。
【鉱石ラジオを聴く童子さん】
麦ちゃん 「そのラジオ、電池なしでも聞こえるっていうけど、ちゃんと聞こえてる?」
童子さん 「うん、イヤホンでないと聞くことができないけど、ちゃんと聞こえるわよ」
みどりちゃん「電池なしで聞こえるなんて不思議ねー」
童子さん 「電波の電気エネルギーでイヤホンくらいなら鳴らせるのよ」
みどりちゃん「ねーねー、私にも聞かせて。今、FMねこやまでアニソン特集やってるのよ」
童子さん 「このラジオはFMを聞くことはできないのよ、ごめんね」
【古い電気製品がある妙國寺】
童子さんの家の妙國寺には、古い電気製品が多くあって、今回は屋根裏で見つけたラジオ放送初期の頃に使われた鉱石ラジオを綺麗にして、ラジオを聞いています。
【かつてのラジオ少年なら作ったことがあるかも】
電源が不要で、ラジオ電波の検波に方鉛鉱などの鉱石を使った鉱石ラジオです。
原理上AM放送しか聞くことはできず、FM放送を聞くことはできません。
また、ラジオ電波が持つエネルギーで駆動できるのは小さなイヤホンくらいなので、スピーカーを使って大勢でラジオを楽しむことはできませんでした。
のちに鉱石よりも性能の良いゲルマニウムダイオードを使ったゲルマラジオが登場し、仕組みが簡単なことから、ゲルマラジオキットが販売されて、それを作ってラジオを聞いたことがある方もいると思います。
「何もないのに歌や人の声が聞こえてくる」という症状を現す人がまれにいますが、これは差し歯などの金属が偶然、鉱石やダイオードのような半導体の役目を果たし、そこからラジオ放送が流れてくるためで、原因となる差し歯を取り除くことでその症状は消えてしまいます。
【国産第1号機のラジオ受信機】
1925年に作られた国産第1号機の鉱石ラジオです。
製造したのは早川金属工業(現在のシャープ)で、創業者の早川徳次氏は、関東大震災でそれまで苦労して築き上げたシャープペンシルを製造する会社を失っただけでなく、財産も妻子も失い、残った借金返済のためにシャープペンシルほか多数の特許を売却し、辛い思い出しかなかった東京を後にして大阪で興した小さな会社で作ったのがこの鉱石ラジオです。
このラジオが大ヒットしたことで、それまでの文具メーカーから電機メーカーに転身したわけですが、そのような出来事がなかったら、おそらくは大手事務機・文具メーカーとしてのシャープが存在していたのでしょうね。
【2028年にAMラジオ放送終了】
AM放送廃止を要請へ 民放ラジオ、FM一本化…東京新聞Webの記事です
こんなニュースを見たので、今回はラジオネタです。
今はネットラジオもあり、FMラジオのようなクリアな音声ではないAMラジオはその役目を終えるということでしょうか。
澄んだ音ではないけれど、なんとなく心温まる、こもったような音声のAMラジオは、車の運転中の友としても好きだったのですが、これも時代の流れなのでしょうね。
AM放送終了前に、鉱石ラジオ体験をしたい方は
鉱石ラジオキット…マルツ電子通販サイトへのリンクです
電池なしでも音が聞こえる不思議なラジオ、鉱石ラジオは一度聞いてみてほしいです(^-^)
銀ちゃん
今日は雨が降り、少し肌寒くなってきたので、銀ちゃんはふわふわもこもこです(^-^)
楓
カエちゃんは猫ベッドに入っています。
ぐら
黒いので何がなんだかよくわからないぐらです。
びわ
私に飛び乗ろうとかまえているびわ坊です(^-^)
きな姉は走り回っていて写真が撮れませんでした(;´Д`)
昨夜はアメブロさんのシステムトラブルで記事が投稿できませんでした。
その分、今回の記事は長めになっちゃいました(^_^;)
最近は[いいね]ボタンが表示されないこともあったり、アメブロさんのメンテがおざなりになってるような気がします。