【HUAWEI MediaPad T3 8 LTE】
ファーウェイ(HUAWEI)の8インチAndroidファブレット(通話のできるタブレット)のMediaPad T3 8 LTE(以下Mediapad T3と記述)に搭載されたAndroid7.0(コード名 Nougat:ヌガー)は、細かいところで使い勝手が向上していて、PCの使い心地にかなり迫ってきました。
【SIMカードを装着する】
今日MediaPad T3用に頼んでおいたnano SIMカードが届いたので早速取り付けます。
私が使用しているMediaPad T1 7.0 LTEにはOCNモバイルoneのSIMを取り付けているのですが、同一の契約でSIMのみを追加して、月に利用できるデータ量を2枚のSIMでシェアすることにしました。
音声通話無しのデータ通信6GB/月で月額使用料は1,450円(税別)で、容量シェア月額費用が400円(税別)です。
このMediaPad T3 8 LTEはNTTdocomoならびにSoftBankのLTE回線に対応しているので、ドコモ系ならびにソフトバンク系の格安SIMを使用することができますが、AUのLTE規格には対応していないので、AU系のSIMは使用できません。
SIMカードとマイクロSDカードは上の写真のようにトレイに収めて格納するのですが、トレイは専用のイジェクトピンを差し込んで取り出すタイプになっているので、SDカードを取り出すのはちょっと面倒です。
ですが、SDカードに音楽を保存したり、撮った写真をSDカードからPCに取り込む場合でも、Wifiまたはケーブル転送ができるので、ほとんどこのトレイを引っ張り出すことはないと思います。
【HUAWEI独自のUI[EMUI]】
ファーウェイのスマホやタブレットを使ったことがある方にはおなじみのEMUIです。
ファーウェイオリジナルの省電力機能やメモリクリーナーなどのOS追加機能とランチャーなどが統合されたUIアプリです。
ランチャーアプリとしてのEMUIもシンプルで使いやすいのですが、私はさらにシンプルな操作ができるランチャーアプリ[Smart Launcher]をMediaPad T1 7.0 LTEに入れて使っています。
【Smart Launcher】
よく使うアプリだけをフラワーボタンに配置してあるだけのシンプルなランチャーアプリですが、必要なアプリを探すために画面をスワイプしたり、変なところをタッチして必要のないアプリが立ち上がったりすることがないので気に入っています。
新しいバージョンのSmartLauncherは不具合が多いようで、現時点ではあまり勧めることができません。
【MediaPad T3のタブレット情報】
Androidバージョンは7.0です。
CPUはQualcomm(クアルコム)社のSnapdragon425というクアッドコア(4コア)CPUですが、Snapdragonのグレードは4xx系、6xx系、8xx系に分かれていて、4xx系は下位グレードのCPUです。
ですが、3Dグラフィックが弱い(重い3Dゲームには向かない)のと4K動画や高ビットレートの2K動画の再生が厳しいくらいで、大多数の人が楽しむであろうYoutubeでの動画再生やスマホゲームなどは十分にこなせるだけの能力はあり、実際に使ってみるとアプリの動作でストレスを感じる場面はありません。
【マルチウィンドウが使える】
Android7.0で一番注目されたのがこのマルチウィンドウ機能です。
これまでのAndroidはマルチタスク・シングルウィンドウだったために、複数のアプリを同一画面に表示させることができなかったので、Web上からテキストを切り取り、メモ帳に貼り付けするということがとても面倒でしたが、Android7.0からはWindowsやMac OSのようなPCライクな使い勝手が実現されています。
MediaPad T3には最初からMicrosoft Word/Excel/Powerpoint/OutlookがインストールされているのでBluetoothキーボードとマウスをつなげればPCとほとんど変わらない環境が実現できます。
もちろんAndroidアプリのMicrosoft OfficeスイーツはPC版のサブセットでしかありませんので、制約はありますが、それでもPCでできることにだいぶ近づいてきた印象です。
さすがにスマホの小さな画面ではマルチウィンドウは厳しいと思いますが、7インチ以上の画面サイズのタブレットなら十分に使える機能です。
【優良アプリなのにあまり人気の無いFSKAREN】
私が使用しているAndroidでの日本語入力IME(Input Method Editor)は富士ソフト製のFSKAREN(エフエスカレン)です。
昔のファーウェイ製スマホ・タブレットには標準添付されていましたが、今はiWnn(アイウンヌ)が添付されています。
FSKARENは有料アプリ(980円:税別)ですが、上のように手書き文字認識ができ、その認識率が高く、書き順がでたらめな私の文字でもほぼ誤認識することなく次々と文字が打ち込まれていきます。
タブレットのような画面の大きな端末で、とっさのメモを取るときには非常に便利です。
また、ソフトウェアキーボードのQWERTYキーも打ちやすく、キーボード入力派の方には勧めたい日本語IMEです。
漢字変換については可も無く不可もなく標準的な性能だと思いますが、外付けでUSBまたはBluetoothキーボードを接続すると、画面の半分近くを埋めてしまうソフトウェアキーボードが消えて、必要最小限の入力バーのみの表示に切り替わるのも便利です。
Android7.0ではGoogle日本語入力もFSKARENと同様に、外付けキーボードを接続した際にソフトウェアキーボードの表示を消すことができるようになり、2in1PCに近い使い心地になりました。
FSKARENはあまり注目されることのない地味な日本語IMEですが、「フリック入力は苦手、キーボードじゃなきゃ」という方には一度使ってもらいたいです。
ただ、マッシュルーム(文字入力補助機能)は使えないので、マッシュルームを使う方にはおすすめできません。
※文中のリンクはメーカーサイト、Google Playのアプリ説明へのリンクです。