今夜の猫たちです。
【木星に行く】
「木星って太陽からだいぶ遠いから暗いと思っていたけど、かなり明るいわね」
「木星っておどろおどろしい雲が渦巻いていて、ちょっと気持ち悪いわ」
「そろそろ宇宙船に戻ってー。次はエウロパ(木星の衛星)に行くわよ」
猫山市立自然科学館のイベントで、太陽系バーチャル旅行という企画があったので、童子さんに
連れられて参加した麦ちゃんと
みどりちゃんです。
実際には木星の近くには、きわめて強い放射線帯(太陽から飛んできた放射性イオンが木星の
強い磁力で捕らえられて作られた帯)があって、人がそこに数時間とどまるだけで死に至るため、
このように宇宙船の外に出ることは今の技術では難しいです。
【惑星間航宙船[ウィート(麦)]】
NASAが開発した新型核融合ロケットFDR(←ワシントン大学の記事へのリンクです)を搭載した
国際協力で造られた新型宇宙船ウィート(麦)号です。
火星まで片道30日、木星まで片道90日で到着します。
機体の先端には惑星や衛星との往復に使われる単段式のスペースシャトルが搭載されています。
科学館のCG映画に出てくる架空の宇宙船です。
[惑星間航宙船ウィート 諸元]
全長…182m
全幅(居住区リング除く)…31m
最大質量…12500t
最大速力…秒速175km
【ムーン・ロスト】
なぜ木星かというと、先日の記事[死ぬために生まれてきたということ]で、ブロ友さんの松蔵さんが
「 人間と言うのは、現世でそれぞれが宿題を与えられて生まれてくるんだそうですよ」とコメントで
書かれていたことで、星野之宣さんのハードSF漫画「ムーン・ロスト」を思い出したからです。
地球生物全滅級の小惑星の地球への衝突を回避するために、月面に作られた巨大な粒子加速器を
使って作られたナノメートルサイズのブラックホールを小惑星に打ち込み、質量欠損させることで
小惑星の軌道を変えようと試み、小惑星の衝突は回避できたものの、事故により月を失った地球。
永遠に続く天変地異を回避させるために、代わりの月を木星から運んでくるという物語です。
遠い未来の話ではなく、数十年先の近未来の話ですので、事は簡単ではありません。
さすがハードSFの巨匠、星野之宣さんだけあって、絵もストーリーもすごいです。
AmazonでKindle版が発売されています。星野之宣ファンはぜひ(^-^)b
この物語でナノブラックホールの生成を成功させ、木星の衛星エウロパを地球にまで運ぶという
とんでもない計画を立てた天才理論物理学者フロイト博士が、物語の最終盤で計画がすべて
水泡と帰す危機を、自分の命と引き換えに計画を成功させる場面があるのですが、ここで
必死に博士を止めようとする主人公のジュディット女史に無線で語りかけます。
「宇宙はより高い次元とつながっている、死ぬという事でその高い次元の人たちに会える気がする」
「私は精一杯この世界でやり遂げた宿題をその人に提出するんだ」
「すると私には新しい宿題が与えられる。そして真っ白な宿題を抱えて新しい宇宙へ生まれるんだ」
理論的には正しいのかどうかはちょっと疑問符がつくのですが、膜宇宙理論(←Wikipediaのリンク)と、
この世・あの世を絡めた感動的な場面でした。
そう言えば、パナソニック創業者の松下幸之助さんも同じようなことを言っていました。
「私たちは宇宙から使命を与えられてこの世に生まれてきたのだ」と。
あの世があるかどうかはわかりません。
だけど、意味もなく生まれてきたということだけはないような、そんな気がしてきました。
銀ねえと
楓
ベタベタするわけではないのですが、いつも寄り添っている銀ねえと
カエちゃんです。
銀ちゃん
「今日はあたたかい一日だったわ」
春らしくよく晴れた一日でした。
ぐら
「あんた、くさいお尻をこっちに向けないでよ!」
銀ねえにお尻を向けてこっちを見ている
ぐらです。
びわ
まだびわ坊の一張羅の首輪を探してあげていません(;^_^A
首輪がないだけで、なんだかノラ猫っぽくなってしまっています。
クロベエ
今朝はクロベエと
こげちゃんが遊びに来ました。
どこを歩いてきたのかクロベエはあちこちゴミがついていました。
日いちにちと春が近づいてきていますね(^-^)