鉄腕アトムのCPU | こむぎブログ~猫とコンピュータ~

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3匹のお姉ちゃん猫と3匹の弟分猫たちの日常と6匹の猫たちが登場する変な猫マンガ。
そして昔のパソコンあれこれ。

【速さは正義!?】

最近購入したAndroidタブレット、Huawei(ファーウェイ)MediaPad7 liteですが、いつも記事では
「処理速度が遅い」と書いていました。

【huawei MediaPad7 lite】
※外付けバッテリー、キーボード、マウスは別売です。

3G通信機能内蔵、その他すべて入りのタブレットが1万円台前半で手に入ったのですから、
文句をつけられたらメーカーさんもたまったものではないでしょうけど、それでもWeb閲覧には
かなりストレスがたまるほどの遅さでした。

…しかし、そんなボンビー御用達の低スペックタブレットに救世主が( ・∀・)!!

前回記事に書いたブラウザアプリ[firefox29.0]をインストールしてからは、Web閲覧に以前の
ようなストレスを感じることが少なくなりました(^-^)
レンダリングエンジンから作り直したというfirefox29.0は、以前のバージョンより体感で2倍以上
早くなっていて、さらにユーザーにストレスを感じさせない工夫がされています。

アプリの作りこみ次第で、アプリ(プログラム)はまだまだ速くなる余地があるのです。

遅い遅いと私が不満を言っているMediaPad7 liteですが、実際にどの程度の処理能力が
あるのかを調べてみると、MediaPad7 liteに使われているCPU Cortex A8は

ARM Cortex A8…2000MIPSでした。

※1MIPSは1秒間に100万命令を処理する速度


【ネットブックEeePC900HA】
このブログによく記事で登場した、妻のネットブックASUS EeePC900HAに使われているCPU、
Intel AtomN2703800MIPSです。
使われているOSやシステム構成が違うので、単純に比較はできないのですが、MediaPad7 liteの
約2倍速いことになります。


【ASUS X301A】
私の今のメインマシンのノートPC[ASUS X301A]のCPU、PentiumB98036300MIPSで、
やはりネットブックEeePC900HAの9~10倍速いということになります。


最近のハイエンドデスクトップ機に使われているIntel Core i7になると20万MIPSを超えています。


ちなみに、25年前の私の愛機(^▽^;)

【シャープX68000PRO】
このX68000に使われていた16ビットCPU、Motorola MC680001MIPSです。


1万円ほどのandroidタブレットでも、25年前のハイエンドPCの2000倍高速なわけです。
3万円のノートPCに至っては、実に36000倍高速です。

なんだかなー、と思いつつも、コンピュータの進化の速さにはあらためて驚いてしまいます。


【鉄腕アトムのCPU】


人間の目は1000MIPSの処理能力があると言われています。
目というのは、脳の一部が外界に露出している器官で、網膜だけで高速に画像処理を行い、
信号を大脳に送り込むための画像処理エンジンとも言えます。

2000MIPSのMediaPad7 liteは両目ぶんの処理能力があるわけですね(^-^)b

これが人間の大脳になると1億MIPSの処理能力になります。
途方もない処理能力のように思えますが、今のハイエンドPCのCPUの処理能力が20万MIPSで、
5000倍程度の処理能力の差でしかありません。
この20年ほどのCPUの処理能力の向上ペースで行くと、あと十数年で一般の方が買える
パソコンの能力は人の脳と同等のものを持つことになります。


【アフター0 Neo(岡崎二郎:著)】
このブログでも時々紹介しているSFマンガ家の岡崎二郎さんの[アフター0 Neo]です。
この第1巻の巻末に、岡崎二郎さんの描いた鉄腕アトムのオリジナルストーリーがあります。
もちろん手塚プロダクションに承諾をいただいたそうです。

そこに登場するアトム…元々岡崎さんの絵のタッチは手塚風なので、登場するキャラが
ホントに手塚治虫さんが描かれたかのようです…は、高性能ロボットなのですが、まだまだ
人間には及ばない、そこに人間と同等の知能を身につけた新型ロボット「マン」が登場します。
人と同様に抽象し、文学や芸術、音楽を理解する。その「マン」が人間を超えた存在の
新型ロボットを創り出し…というストーリーです。

1億MIPSのCPUは間違いなく登場するでしょう、市場がそれを求めているからです。
意識や感情をそのコンピュータに持たせることは当分先のことだと思います。
ハードウェアの進化に比べると、ソフトウェアは全然追い付いていないように思えるからです。

意識と感情を持ったロボットが現れた時、人はどのようにそのロボットに接するのか。
犬や猫を単なるペットではなく、共に生きていく家族・仲間ととらえている人こそが、人を超えた
ロボットと接する資格があるのではないかと思います。


↓今晩は久しぶりに猫マンガを描きます(^-^)b 掲載は明日ですけど(;^_^A
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