警告!!40代以上の方へ | こむぎブログ~猫とコンピュータ~

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3匹のお姉ちゃん猫と3匹の弟分猫たちの日常と6匹の猫たちが登場する変な猫マンガ。
そして昔のパソコンあれこれ。

今朝起きたら左目がまばたきをするたびに痛かったので、「目ばちこかな?」と思いしばらくそのままにしていました。
「目ばちこ」とは霰粒腫(さんりゅうしゅ:まぶたの裏にニキビができて、眼球にこすれて痛い)のことで、麦粒腫(ばくりゅうしゅ:まぶたの毛根の化膿など)もこう呼ばれます。
割とありふれたもので、ほっといても治る場合が多いのですが、お昼までにますます痛くなるので、滅多に行くことがなかった眼科に向かいました。

いつもその先生は眼底、眼圧、視力のチェックを行うのですが、今回は霰粒腫の治療だけかと思ったら、ちょっと深刻な顔で「うーん」と言われました。ビビります、マジで。

先生が「緑内障が始まっていますね」と言いました。
自覚症状はなかったのですが、たまに片目でPCの画面を見ると「かすみ目かな?」と感じることがあった程度です。

40歳の20人に一人(17人に一人とも言われる)が緑内障を発症しているらしいです。
もちろん年齢を経るごとにその発症率は上がって行きます。

気づかないうちに視野が狭くなっていき、失明する恐れのある眼病ですが、両目を使ってものを見ている時は片方の目では見えていない部分をもう片方の目で見ているため気づかないことが多いらしいです。
気づいたときには症状はかなり進行している場合が多いそうです。
白内障と違い、視神経が眼圧で潰れてしまうため、一度失われた視野は治療では戻りません。

緑内障が起こる原因はまだ不明ですが、明らかな発症因子は「加齢」「眼圧」だそうです。

現在は進行を止める薬(主に点眼薬)があるので、初期に発見できれば怖い眼病ではないそうです。

今回、目ばちこになっていなければ眼科に行くことはなかったので、まったくもって幸いでした。
症状は極めてゆっくり進行するので、気づきにくいのがこの緑内障です。

40歳以上の人は一度は眼科で検査を受けることをおすすめします。

詳しくは、日本眼科学会…目の病気 緑内障(←HPへのリンクです)を見てください。

昔は緑内障=失明というイメージでしたが、現在は治療方法がものすごく進歩しています。
緑内障で失明してしまった方は、以前は二度と目が見えることはないと言われていましたが、現在網膜神経系の再生医療の研究が進んでおり、二年後から臨床試験を行うそうです。
日本人の失明原因の第一位と言われる緑内障ですが、不幸にして光を失った方も再び光を目にすることができる日は近いようです。