ちょっと古い話題ですが、先日の国会でも指摘された話題です。
事業仕分けで「凍結」された公務員宿舎こっそり建設再開…J-CASTテレビウォッチ「ワイドショー通信簿」
総事業費は105億円だそうです。
一度は事業仕分けされた案件ですが、なぜか復活しています。
一方で
元作業員が「搾取」指摘 事故後の福島原発で働く…47ニュース
というニュースもあります。
福島第一原発事故の対処で放射能の危険にさらされながら最前線で働く作業員の待遇は非常に劣悪なものになっています。
また、用意された宿舎は雑魚寝のいわゆるタコ部屋で、放射能で汚染されるのを嫌がり、一部の作業員は係留してある船で寝泊まりをさせられているという話もあります。
現在は多少状況はよくなっていると信じたいのですが…。
豪華な公務員宿舎を性急に建てる必要があるのか。その予算を原発事故の対処や周辺の除染作業にあたる作業員の宿舎の整備に振り向けられないのか、その理由がわかりません。
空気清浄機などを備え、ゆっくりと休める宿舎を最前線で働く人達に提供するよりも、野田内閣は官僚らのご機嫌取りに夢中なわけですね。
福島第一原発周辺の土地の除染作業は10年、20年の単位で進めなければならない仕事だと思います。
マンパワーも相当投入しなければいけませんが、現時点で従事する人たちがこのような待遇だと聞かされると、誰もこの作業に従事しようと思わなくなるでしょう。
ダメですね野田内閣も。はなから期待はしていませんでしたが、いきなりこれですから。