以前に記事にしたように、DSiLLとDSiウェアの「プチコン」を入手したので「きなこのクソゲー」を作ろうと目論んでいます。
その後、プログラムを書き始めたので記事を書いていこうと思います。
1.プチコンとは
私が下手な説明をするより、リリース元のスマイルブームさんのスペシャルサイト(サイトへのリンク)を見てもらうとよいかと思います。
このスペシャルサイトのデザインがまた凝っています。往年の「マイコンBASICマガジン」を彷彿とさせますね。え?知らない(^▽^;)
マイコンBASICマガジンはゲームプログラム投稿誌で、現在の30代以上の方しかもうわからないかも知れないです。
パソコンユーザーから投稿されたゲームプログラムのリストが掲載されており、自分でキーボードでそのプログラムを打ち込んで遊ぶという、まさにゲームクリエイター御用達のパソコン誌でした。もちろん、フロッピーディスクやCD-ROMが普及し始めた1980年代末頃からはプログラムが収録されたフロッピーディスクやCD-ROMがおまけで添付されるようになりましたが、誌面にはまだプログラムリストが掲載されていて、それを眺め、実行することでゲームプログラミングを理解できるような誌面作りがされていました。
投稿作は主にコンピュータのプログラム言語のひとつであるBASICで組まれていました。
これはBASIC言語が初心者にも(比較的)習得しやすいことと、1980年代当時のパソコンに標準で添付されていたプログラム言語がBASICであったからです。
現在はBASICも進化してVisual BASICやReal BASICなど新次元の言語となりましたが、プチコンの言語仕様は1980年代の8ビットパソコンに添付されていたBASICを拡張した仕様となっており、今の若い人達よりも30~50代の方のほうがとっつきやすいようになっています。
そのため「おっさんホイホイ」の異名までつけられていますね(;^_^A
2.プチコンを利用するには
必要なもの
DSiまたはDSiLL本体…プチコンはDSiウェアなので、初代DS、DS Liteでは使用できません。3DSは6月のバージョンアップ後に使用できるようになります。
プチコン…ニンテンドーDSiショップからダウンロード購入する必要があります。購入のために無線LANでDSi本体がインターネットに接続できる環境が必要になります。価格は800円です。
これだけですが、本格的にプログラムを作りたいということであれば、前述のスマイルブームさんのプチコンスペシャルサイトより、パソコンで取扱説明書をダウンロードし、印刷したほうがよいでしょう。
3.とりあえず何か作ってみる
と、いうわけで、まずはこれを作ってみます。カシオのゲーム電卓の「デジタルインベーダー」です。
ルールや当時のゲーム電卓本体についての詳しい記事をこちら(電子ゲームの世界:Jun Amanoさんのサイト)で見つけました。
私も当時、このゲームのプログラムをポケットコンピュータPC-1500(シャープ)で作り、パソコン雑誌に投稿し採用されたことがあります。
で、プチコンで作ってみます。
紙に鉛筆でコーディングです。まさに1980年代。
タッチパネル上のソフトウェアキーボードでの入力はちょっと大変。
ポケットコンピュータで組んだ時のプログラムは、ホントに数字の文字列だけが表示されるのみで、あまりにも寂しいものです。で、色気を出して色をつけたり文字を大きくしたりと余計なことを始めました。
実行中のプログラム(スコア表示はまだつけていません)
この色付きの大きな文字フォントは内蔵されていません。キャラクタを再定義するとデータ量が膨大になりますのでベクトルフォントを作り、描画するプログラムを組み込みました…が、フォントデザインがダサい(TωT)
XY16ポイントのストロークデータを描画するのですが、ちょっと凝って斜体のフォントデザインを描いてみたのですが、どうにもカッコ悪い。この数字のほかに猫(UFOの代わり)も描いたのですが、やはりダサい(;^_^A
センスの無さを痛感したので斜体はやめて文字デザインをし直します。
つくづくゲームの見栄えは絵師さんの力で大きく左右されるものだと痛感しました。
長くなったので続きは後ほど。